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導入事例

quotation-l 個人戦からチーム戦という組織改革 quotation-r

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DIMENSION株式会社

戦略コンサルティングファームでありベンチャー投資を手掛ける株式会社ドリームインキュベータ(以下、DI)の投資専門子会社で、50億円規模のベンチャー投資を運営するDIMENSION株式会社にて、FUNDBOARDをご利用いただいております。

今回は同社のビジネスプロデューサーとして活躍される下平 将人 氏(写真左)、中山 航介 氏(同真中)、伊藤 紀行 氏(同右)に、ファンド設立からFUNDBOARDご導入の経緯、今後ファンド活動を通じて実現したいことなど、お話を伺ってまいりました。

課題・悩み
社内外ステークホルダーとのコミュニケーション整理
導入の効果
情報の一元管理により共有がスムーズに。投資活動も個人戦からチーム戦へ

はじめに貴社について、ファンドを立ち上げた経緯なども含め教えてください。

中山氏   今年20周年を迎えるDIは創業以来、多くのベンチャー企業への出資・支援を行って参りました。様々な経営陣と伴走させていただく中で、資金調達をはじめとしたご相談をいただく機会が増え、より多くのベンチャー企業をご支援すべく、2019年9月にファンドを設立するに至りました。

ファンドを設立したことで大きく変わったことはありますか。

中山氏   まずステークホルダーが増えました。ファンドは、LPの皆様から資金をお預かりし、スタートアップ・ベンチャー経営陣と伴走していく形なので、ステークホルダー・社内外コミュニケーションが増えたことがプリンシパル出資からの変化でした。各ステークホルダーとのコミュニケーションという意味で意識したのは4点です。

①投資担当者間の議論をどう活性化するか
②社内の管理部門、監査法人とのコミュニケーションをどう円滑にするか
③LPの皆様に対して、適切なタイミングで情報をどう共有するか
④スタートアップ・ベンチャー経営陣とのコミュニケーションをどう円滑にするか

その課題を解決するためのシステムやツールを探していらしたのですね。

中山氏   はい、特に2点目の監査法人とのコミュニケーションに関わる管理は、投資社数が増えても運用できる工夫が必要です。そこで、管理部門からFUNDBOARDを活用できないかと話があり、ケップルさんから詳しくお話を伺いまして、導入することになりました。

実際にFUNDBOARDを使いはじめてからどのように変わりましたか。

中山氏   投資担当者側では、FUNDBOARDに議事録やメモを保存し、メンバーに共有しています。チーム全体で年間約1,000社と面談しているので、時間の都合上、チームの定例ミーティングでは概要共有が中心となってしまいがちです。そこで、FONDBOARDを使うことで議事録やメモを各々が保存する際にメールで通知することができるので、情報共有の質・量が変わりました。

伊藤氏   メンバーは外出が多く、顔を合わせて話をする機会があまりないので、しっかりと情報共有をする時間が定例ミーティングくらいしかないですね。そんな状況で、事前にメモを回しておいて、「あれ見たよ」っていうやりとりができるのはありがたいですね。

中山氏   他にも例えば、出資先・検討先を一覧で把握できるので、“このスタートアップとあの事業会社さんは組めないか”とか、前向きな話になることが増えました。FUNDBOARDを使えば各社を誰が担当しているかがすぐにわかるので、連携がしやすいです。

ミドルバックの運用にも変化はありましたか?

中山氏   面談を行ったスタートアップに関しては全て登録しています。もしその時投資に至らなかったとしても、再度、投資を検討することがあるためです。また、魅力的なスタートアップは非常に多く、投資ではない別の関係性も検討しておりますので、管理は欠かさずに行っています。

伊藤氏   管理部門とのコミュニケーションは、正しい情報を提供する必要があるため多方面に配慮しながら進める必要がある一方、関連書類が多く、どの書類を共有したのか曖昧になってしまうことがありました。FUNDBOARDを導入したことで情報管理がスムーズになり、効率的になりましたね。

下平氏   結果的に管理側、監査法人とのコミュニケーションがスムーズになり、LPの皆様との情報共有に時間投下できるようになったのはいいですね。ファンドはステークホルダーが多いので、情報を一元管理できる場所があるのは安心感もありますし、組織としての持続性も担保されると思うのでいいと思います。

情報の一元管理をすることで、各方面とのコミュニケーションがスムーズになったのですね。その他、FUNDBOARDを使って変わったことがあれば教えてください。

中山氏   FUNDBOARDを組み込んだことで、チームの働き方が変わりました。例えば、面談メモをとるにしても、“我々として何が大切か”という論点がチームで揃っていないといけません。その点、FUNDBOARDでメモを共通フォーマット化して、チームとしての目線が揃い、投資判断基準がよりクリアになります。悩んだ際にはチームと目線をあわせて意見交換ができるようになり、5人の個人戦から、チーム戦になったと実感しています。そういう意味では「組織を作るための入り口」としての役割もFUNDBOARDが担っているのだと思います。 弊社では一部出向社員も受け入れているのですが、新しく加わったメンバーが、これまでの面談メモを遡ることで、レクチャーに活かそうと思っています。

FUNDBOARDで今後できたらいいことはありますか。

下平氏   Sansanと連携すると嬉しいですね。会社名や役職とか名刺情報が自動でFUNDBOARDに登録されたらいいなと思います。あとはファンドのパイプライン管理と予算管理の連携ができるようになるといいですね。予算以上の投資検討をしていないか、キャピタルコールのタイミングはいつかなども把握できると、よりスムーズなファンド運営ができるのでありがたいです。モバイル対応も心待ちにしています。メンバーごとにいま何をしているのか見られるUI/UXがあるとより連携が取りやすくなると思います。

中山氏   FUNDBOARD上のデータからグラフをドン!と出せる機能が欲しいですね。これを使って社内のモニタリング会議をFUNDBOARDだけでできるようにしたいです。もう1点は、アカウントの権限管理設定です。FUNDBOARD上の情報を部分的に監査法人に共有できれば、コミュニケーションがもっと効率化し、投資業務に集中できるようになると思います。

最後にメッセージがあればお願いします!

中山氏   そうですね、“それぞれの投資家サイドがどのような軸で会社を見極め、どのような経営陣を応援したいか”をうまくFUNDBOARD内で横連携して、資金調達の成功率やファイナンスのスムーズさを業界全体で上げたいと思っています。結局、ベンチャー投資の場合、投資家同士はライバルというよりもバトンリレーを渡し合う仲間だと思っていますので、出資・支援先が他投資家サイドとも連携しながら骨太な会社になるのを、FUNDBOARDを通じてできるといいなと思います。

まさに投資先をみんなで一緒に応援できるようなコミュニティですね。

中山氏   そうです!他のみなさんと協力してスタートアップ界隈を盛り上げられるような、FUNDBOARDコミュニティを期待しています。

2020年3月6日 インタビュー