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導入事例

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株式会社ジェネシア ・ベンチャーズ

Portfolio Manager / Investment Manager
水谷航己氏

アジアを中心として、シード/アーリーステージのスタートアップへの投資を手がけるジェネシア・ベンチャーズ。 同社でPortfolio Manager と Investment Manager を兼任されている水谷様にお話を伺ってきました。

課題・悩み
投資件数の増加に伴い、管理が煩雑になっていた
導入の効果
効率的な管理により、投資先の支援やポートフォリオ分析に時間が割けるように

まず始めに、ジェネシア ・ベンチャーズの事業内容を教えてください。

水谷氏   弊社はシード/アーリーステージに特化したベンチャーキャピタルです。原則はリード投資家として、約50社のスタートアップに投資しています。地域の比率では、日本が7割、海外、特に東南アジアが3割になります。2016年12月に1号ファンドを立ち上げ、現在は2号ファンドのファンドレイズを行っている状況です。

投資以外にはどのような活動を行われていますか?

水谷氏   大企業に対して、スタートアップとのオープンイノベーションやデジタルトランスフォーメーションを支援しています。投資先を紹介するだけでなく、先方が思い描いている事業開発のテーマに関して、ディスカッションをしています。「1業種1社まで」というルールのもと、様々な大企業を支援しています。

なぜ1業種1社なのでしょうか。

水谷氏   数よりも “質” を重視しているためです。1ヶ月に1回は各社とMTGをするなど、密にコミュニケーションを取っています。先方役員の方ともディスカッションをして、現状の経営課題などを把握しています。今後の経営戦略に関わることも開示いただくため、競業回避の観点からも1社に絞っています。

ジェネシア・ベンチャーズにおける水谷様の役割を教えていただけますか。

水谷氏   まずは、インベストメントマネジャー、いわゆるキャピタリストとしての業務です。新規投資先のソーシング、既存投資先の事業開発やアライアンス、資金調達面でのサポートを実施しています。また、投資先の採用面の課題やニーズをヒアリングし、人材を紹介することもしています。

もう1つがポートフォリオマネジャーとしての業務です。投資先のKPIのモニタリング、決算や監査対応などを実施しています。また、ポートフォリオの見える化や経営層へのフィードバック、そして、LPへの報告なども併せて実施しています。

FUNDBOARDを導入する前、どのような課題を抱えていましたか?

水谷氏   投資先の管理に大きな負担がかかっていました。私が入社した2018年7月時点で投資先は40社を超えており、その管理に時間がかかっていました。そのため、管理業務を効率化し、投資先の支援やポートフォリオの分析に時間を割きたいという思いが強くありました。元々はスプレッドシートを使って管理をしていましたが、情報をもっと見える化したいという点と、財務資料などのドキュメントを保管できるという点でFUNDBOARDを導入しました。

スプレッドシートで管理していたとのことですが、どのような点に限界を感じていましたか?

水谷氏   起業家とのやり取りが見えない点です。起業家の方から資料をいただいていても社内共有しきれておらず、属人的に管理されていました。スプレッドシートでも仕組み化しようと思えばできるのですが、コストや精度の問題から、FUNDBOARDを使った方が良いと判断をしました。

資金を預かっている立場として、投資先の管理は “当たり前” だと思っています。業界全体として、まだまだ意識できていない部分がありますので、底上げできる余地があると考えています。

今後、FUNDBOARDへ期待されることがあれば、教えてください。

水谷氏   まずは、投資先の監査を支援するような機能が欲しいです。非常に工数がかかっている部分なので、そこを円滑にしたいです。入力している数値が正しく、それを証明できたら自動的に監査書類が出力されるような機能が実現できれば嬉しいですね。

あとは、ポートフォリオの分析です。投資先の事業ドメイン、投資時期はもちろんのこと、リターンにおける成功/失敗パターンなどを分析し、投資方針やファンド経営に生かしたいと思っています。ソーシングルート、起業家の経歴、事業立ち上げの背景など、どういった要因が成功/失敗に繋がっているのかが見える化されると良いですね。

また、LPの方へのレポートに関しても期待をしています。ファンドの投資状況や投資先の調達状況などを簡単にアップデートでき、それを自動的にグラフへ落とし込めると、LPの方とのコミュニケーションが円滑になると考えています。

最後にジェネシアベンチャーズ、そして、水谷様の今後の目標を教えてください。

水谷氏   弊社は「アジアで持続可能な産業が生まれるプラットフォームを作る」というミッションを掲げています。インターネットやその周辺サービスの普及により、人々の生活が便利になっている一方、そのようなサービスが必ずしも人々の幸せに繋がっておらず、むしろ富の不均衡を拡大させている部分もあると考えています。そのため、弊社ではスタートアップへ投資を通じて、機会の平等や暮らしの豊かさを実現しようとしています。また、新たな産業を作り出す起業家と、既存産業のアップデートを行う大企業の中間に存在する、ハブのような存在になりたいと考えています。

個人的な取り組みとしては、当社のビジョンやミッションの実現に向けて、地道かつスピーディーに業務に取り組んでいきたいです。そうした取り組みを通じて、まずはシード/アーリーステージで圧倒的なポジションを築く。起業家にとっての “ファーストチョイス” となり、陰ながら支援できるような存在になりたいと考えています。

2019年3月27日 インタビュー

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